この記事の元の投稿日は2004-07-27です。
1.ベース(2)を外形より少し大きめに切り、0.5tぐらいのボール紙に木工用ボンド等で接着します。今回は、平らな面同士の接着には紙が反りにくくなるようスティックのりの「シワなしPiT S」を使ってみました。ただし、スティックのりは接着力があまり強くないので、量を多めに且つ均一に塗るよう気を付けて下さい。
ヘッドライトの厚みを表現する場合は、ついでに部品(10)も空いているスペースに貼り付けておきましょう。
2.本体(1)に矢印にしたがって古くなったボールペン等で折り線を付けてから、外形線に沿って切り抜きます。(灰色の矢印部分は裏から折り線を付けて下さい)
3.本体(1)を折り線に沿って折り曲げます。屋根の肩部分は、ドライバーの軸等に巻き付けてしっかりと型を整えて下さい。
4.妻板(4)Bに折り線を付けてから切り抜き、屋根前部のRをドラーバーの軸等に巻き付けて整形します。大体の形を整えたら、写真を参考にして糊代部分がかみ合うように仮組します。
妻板(4)Bの側部糊代に木工用ボンド等の接着剤を付け、写真丸印で示した上部の角を位置決め基準として、本体(1)と接着します。同じように反対側も接着します。
次に屋根の R 形状を整え、車体をひっくり返して妻板(4)Bの屋根部分の糊代に爪楊枝の先等を利用して接着剤を付け本体(1)に接着します。まず、中心部分を接着してから外側に向かって順番に接着していきます。
最後に表に向けて、両肩部分の接着をします。この時、はみ出した接着剤は乾く前にきれいに拭き取っておいて下さい。
同様の手順で正面妻板(4)Aを本体(1)に接着します。
5.ベース(2)の接着剤が完全に乾燥してから外形どおりに切り抜き、ガイドラインを参照して本体(1)の内側に曲がらないように接着します。この時、赤い三角マークの向きが揃うようにします。左右を接着してから前後を中心線が合うように接着します。
6.床下器具(5)及び台車(6)を組立てて、ベース(2)の所定の位置に接着します。床下器具(5)は灰色と白色の境界線に沿って前後の向きに注意して取り付けます。台車(6)はベースの幅が狭くなっている部分の長手方向中心寄りの端に接するように接着します(モハ40の説明書の図も参照して下さい)。これも向きがありますので注意して下さい。排障器もどきの絵が描いてあるのが正面です。
7.貫通幌はお好みに応じて取り付けて下さい。
部品(7)及び(8)の折り曲げ中心に折り線を付けてから少し大きめに切り出します。裏側前面にスティックのりを塗り、2つ折りにして平らにしっかりと貼り合わせます。
のりが十分乾いてから、幌(8)の裏側の点線に沿って折り線を付け外形にしたがって切り出します。幌枠(7)は、真中の部分をくり抜いてから外側を切るようにします。
次に幌(8)を折り曲げ、部品(9)を使ってつなぎ合わせます。幌枠(7)と幌(8)をボンドでイモ付けします。
本体部分への取付は、幌(8)の部分にボンドを付けてイモ付けとします。
8.正面部分のヘッドライト部分は実際は少し飛び出た位置にあります。これを表現する場合は、1でボール紙に貼り付けておいたヘッドライト(10)を形どおりに切り抜き、正面の所定の位置に貼り付けて下さい。
切り口断面を絵の具等で茶色に塗っておくとさらに感じが良くなります。
9.以上でモハ32の完成です。レールも作って一緒に飾ってみてください。
注:(1) 他の車両の組立もほとんど同様です。
(2) 部品(3)はキッティングしていますが今回は使用しません。