113系

この記事の元の投稿日は2005-05-05です。

実車について

 遠距離通勤者の増加に対応するため、通勤輸送と中・長距離輸送の両方の能力を備えた電車として、昭和37年に東京~国府津、小田原間で111系が営業運転を開始しました。
 新性能電車として登場した101系の設計思想は、特急型151系、急行型153系へと発展していきましたが、特に153系は横方向の視界向上のため採用した曲面ガラス窓、貫通型を採用した正面デザインが東海型と呼ばれて以後の国鉄中・長距離電車の標準となりました。
 111系はその東海型の正面デザインを踏襲し、3扉の近郊型としてデビューしました。 113系は111系登場の1年後、昭和38年に電動車の主電動機の出力を強化したタイプとして投入されました。
 当初はグローブ型通風器を用いていましたが、途中から押込型へ変更されました。
(1)クハ111-159~:上り向きの先頭車で高床式運転台を採用しています。通風器に押込型を用いたタイプです。
(2)クハ111-471~:下り向きの先頭車で、押込型通風器を付けています。
(3)モハ113-177~:モハ112とペアを組む中間電動車です。
(4)モハ112-177~:同じくモハ113とペアを組む中間電動車でパンタグラフ付きです。

ペーパークラフトについて

 初めて車体の裾を絞ったタイプで、かつ、実車の最大幅も 2950mm と従来の標準幅よりも少し広くなっていますので、モデルでもその辺の違いが若干出るように幅を 19.6mm としてみました。台車中心間距離も101系より広い 1400mm に合わせ少し広くしています。
 特徴の有る正面形状を再現するのにちょっと部品数が多くなってしまいましたが、根気よく組み立てて下さい。裾が絞られていることにより、組立時の基準面を出しにくいので、各自、組立治具等を工夫して用いられると良いかもしれません。

作例写真
クハ111(1)
クハ111(2)
モハ113(1)
モハ113(2)
モハ112(1)
モハ112(2)

クハ111ー300番台(1)
クハ111ー300番台(2)
ダウンロード

 「納戸の電車区」 2005-05-05 の記事からダウンロードして下さい。

組立説明書

こちらを参照して下さい。

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